自然塗料の塗り比べ

富山市の小椋建築、代表の小椋です。

床の塗装を、何にしようかと思案しています。

床材は、板の見た目、色合い、等いろいろと見た中で、均一でない木目、そして乱暴すぎない木目が気に入り「アカシア」を選びました。もちろん大好きな無垢材です。

無垢の床材アカシア

このアカシアの床材にどんな塗装を施すか。。。

方向性は決まっています。

  • 色は透明   (木の色をそのまま出したい)
  • 自然塗料   (木の通気性をそのまま活かしたい)
  • つや消し   (木の風合いをそのまま出したい)
  • 金額を抑えたい (気になるところです)
  • 塗りやすい材料 (私が塗るのでとても大事・・・)

基本的には自然塗料の中から選ぶことになります。自然塗料で検索して調べてみるといっぱい出てきました。その中で気になった2つを試してみることにします。

匠の塗油

えごま油が原料、容器に移すと見た目は本当に油です。匂いも油。目玉焼きが出来そう。そんな風に感じました。塗り方は布に取り床を拭くように塗っていきます。すご~く材料の伸びが良く、とても塗りやすいです。アカシアの床材に染み込み色があらわれてきます、濡れ色です。

自然塗料試し塗り

アウロ

オレンジやヒマワリなどの植物油が原料、フタを開けるとまずはオレンジの香りが広がりました。とてもいい香りで食べてみたいと思うほど。(オレンジは好きですが流石に止めときます)

こちらもやはり油ですね、匂いがオレンジなのであまり意識が行きませんが油です。

刷毛で塗ると記載されていて塗ってみましたが少し粘性がありムラが出来たので、えごま油と同じく布で拭くように塗ってみました。布でやるととても塗りやすくえごま油と同様の感覚です。

自然塗料 塗装

自然塗料を塗った床材と無塗装の床材を並べてみます。

無塗装の床の間に挟んでみます。

匠の塗油 アウロ

2枚のアカシア材は、それぞれ違う塗装が塗ってあります。

匠の塗油 アウロ
アウロ比較

無塗装と塗装済では、意外と色の違いがあることがわかりました。

ただ塗装してから2~3日しか経っていないので、この後変化があるかもしれません。

どちらの塗料のするか。

塗った後の色合いが一番の決め手になるのですが、どちらも同じに見えます。塗りやすさもそんなに変わらない、価格はアウロが2倍以上高いです。

でもオレンジの香りが気に入ったのでアウロにしようかなー、と考えています。(しばらくすれば匂いは無くなります。)

小椋建築では、生活の不便を便利に変え、快適に使ってもらえるように、そして快適に生活できるようにお手伝いをさせて頂いています。家に関わる気になること、お気軽にご相談・お問い合わせ下さい。私小椋がお客様担当です。