富山市の小椋建築 小椋です。
今回は、YKKのウチリモを取り付けている工事中の様子をご紹介します。
ウチリモは、今ある窓の室内側に新しい窓を取り付ける内窓です。窓が二重になることで、断熱や遮音の効果が期待できます。
今回は和室の窓への取り付けもあり、和風の格子が入ったペアガラスを採用しました。格子の種類には限りがありますが、既存の窓と比べても違和感が少なく、和室にぴったり合う形状でした。
実際の工事時間や取り付け中の様子も含めて、現場からお伝えします。
YKKウチリモを取り付ける前の確認
内窓の工事では、まず既存の窓や窓枠の状態を確認します。
ウチリモは、今ある窓を取り外して入れ替える工事ではありません。既存の窓はそのまま残し、その室内側に新しい窓を取り付けます。
そのため、取り付け後は新しい内窓と既存窓が並ぶ形になります。工事前には、窓枠に取り付けられるスペースがあるか、開閉に問題がないかを確認してから作業を進めました。

1箇所あたり15分から30分ほどで取り付け
今回のウチリモの取り付け時間は、1箇所あたりおよそ15分から30分でした。
窓の大きさや取り付け場所の状態によって作業時間は変わりますが、大がかりに壁を壊すような工事ではありません。既存の窓枠に内窓用の枠を取り付け、建具を入れて調整していきます。
短い時間の工事でも、窓がきちんと閉まるか、開閉したときに引っ掛かりがないかなど、最後の調整は大切です。取り付けた後に実際に窓を動かし、問題がないことを確認しました。

和室には和風の格子入りペアガラス
和室の窓は、断熱性だけでなく、部屋の雰囲気に合うかどうかも気になるところですね。一般的な窓をそのまま取り付けると、内窓だけが洋風に見えてしまうこともあります。
そこで今回は、和風の格子が入ったペアガラスを選びました。
選べる格子の種類には限りがありますが、今回のお宅では既存の窓の形とよく合いました。新しい内窓を取り付けた後も、もともとの和室らしい印象が残っています。

新旧の窓を並べて見ると形状の相性が分かります
今回の写真には、既存の窓と新しい内窓を並べたものがあります。
新旧を並べて見ると、格子の形や全体の印象がよく分かります。まったく同じものではありませんが、取り付け後に不自然さを感じにくい、相性のよい形状でした。
内窓は性能面が注目されやすいのですが、毎日目に入るものですので、部屋に合った見た目も大切だと思います。特に和室では、窓だけが浮いて見えないように選ぶことが大事ですね。
ウチリモで期待できる断熱と遮音の効果
ウチリモを取り付けることで、既存窓と内窓の間に空間ができます。窓が二重になるため、室内と屋外の間にもう一つ窓が加わり、断熱や遮音の効果が期待できます。
住まいの中では、窓まわりの寒さや外から入ってくる音が気になることがあります。既存の窓を残しながら対策できることは、内窓のよいところだと思います。
ただし、感じ方は窓の大きさや既存窓の状態、建物の状況によっても変わります。内窓だけですべてが解決するというより、気になっている窓まわりを改善する方法の一つとして考えるとよいですね。
内窓のデメリットは窓を2回開けること
内窓を取り付けると、室内側の窓と既存の窓が二重になります。
そのため、窓を開けて外に出たり、換気をしたりするときには、内窓を開けてから既存窓を開ける必要があります。窓を1回ではなく、2回開けなければならない点はデメリットですね。
断熱や遮音といったよい面だけでなく、毎日の開け閉めが少し増えることも知ったうえで検討することが大切だと思います。特によく開け閉めする窓では、取り付け後の使い方も想像しながら考えるとよいですね。
取り付け後の仕上がり
取り付けが終わると、枠や建具の納まり、窓の開閉を確認します。格子の形が和室によく合い、既存の窓と並べても自然に見える仕上がりになりました。
工事時間は比較的短いですが、完成後は毎日使う窓になります。見た目だけでなく、開け閉めのしやすさも確認して工事完了です。
内窓は、既存の窓を残しながら断熱や遮音の対策ができる方法です。今回は和風の格子入りペアガラスを選び、和室の雰囲気にも合う仕上がりになりました。
一方で、窓が二重になるため、開け閉めが2回必要になるという点もあります。よいところと使いにくくなるところの両方を見ながら、普段の窓の使い方に合うかを考えることが大切ですね。
窓まわりの寒さや音など、住まいのことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

