富山市の小椋建築 小椋です。
今回は蓄熱暖房器の撤去工事をお手伝いした事例をご紹介します。以前に蓄熱暖房器を設置されたお施主さんから、「電気代が上がって使いづらくなってきた」「大きくて場所を取るので撤去したい」とご相談をいただいたのがきっかけでした。

近年、電気料金の高騰や深夜電力の料金体系の変更により、蓄熱暖房器のメリットが薄れつつあります。弊社でも蓄熱暖房器を採用していたのは2010年ごろだったと思いますが、そのころに設置したお施主さんより撤去見積もり依頼を頂きました。

当時は良いなと思い設置した蓄熱暖房器ですが、これらの機器は大型で設置スペースを占有しておりこれも撤去に行き着く要因かもしれません。

リビングにある蓄熱暖房器撤去 補助金利用

現在、蓄熱暖房器の撤去に対して補助金を活用できる制度があることをご存知でしょうか。特に、富山県内では「給湯省エネ補助金」を利用することで、撤去費用の一部を補助金で賄うことが可能です。2025年度の情報によると、蓄熱暖房器の撤去に対する補助額は1台あたり8万円となっています。
撤去補助金情報はこちら。

※ 蓄熱暖房器撤去のみの工事では補助金が出ませんのでご注意下さい。

具体的には、高効率給湯器の設置に伴い、既存の蓄熱暖房器を撤去する場合に、この補助金を申請することができます。ただし、補助金の申請には以下の条件や手続きが必要となります。

  • 補助対象: 高効率給湯器の設置と同時に蓄熱暖房器を撤去すること。
  • 補助額: 蓄熱暖房器の撤去1台につき8万円(2025年度の場合)。
  • 申請手続き: 撤去工事の契約書、撤去前・撤去後の写真など、所定の書類を提出する必要があります。

また、補助金の予算には限りがあり、予算額に達し次第終了となる場合がありますので、早めの検討と申請をおすすめします。

撤去作業自体は、安全第一で進め、撤去前後の写真や必要書類の準備もお施主さんと一緒に進めました。補助金申請には撤去前後の写真や契約書などの書類提出が必要になりますので、その点も丁寧にサポートしました。

暖房の見直しで知っておいてほしい「床下エアコン」という考え方

今回は蓄熱暖房器の撤去と断熱リフォームについてお話ししましたが、暖房方法の見直しを進める中で、「床下エアコン」という選択肢もぜひ頭に入れてみてください。

床下エアコン 床暖房 壁掛けエアコン

床下エアコンとは、床下の空間にエアコンから暖気を送り込み、その空気を床下全体に広げることで家中の空気をじんわりと暖める方法です。通常の壁掛けエアコンと違い、足元から暖気を広げられるため、室内の温度ムラを抑えつつ快適な暖房が実現できます。足元が冷たいという冬の不満を軽減しながら、建物全体を均一に暖めやすいという点がメリットです。また、専用の床暖房設備に比べて初期費用を抑えやすく、ランニングコストの面でも高気密・高断熱の住まいなら効率的に使える可能性もあります。
床下エアコンの詳細は「こちら」です

ただし、床下エアコンが効果を発揮するためには、断熱や気密性能がしっかりしていることが前提になります。断熱リフォームと組み合わせることで、より快適な空間がつくれますし、生活スタイルや家の構造によっては他の暖房方法と比べて向き不向きも出てきます。興味がある方は、実際の住まいの状況や予算、暮らし方も含めて専門家とじっくり相談してみてください。

暮らしの寒さ対策は複数の選択肢を比べて初めて、本当に自分たちに合った方法が見えてきます。蓄熱暖房器の撤去だけでなく、「これからの暖房・空調のあり方」も一緒に考えていきましょう。