耐震補強と、内断熱・外断熱補強
耐震への不安と冬の寒さ対策のためそれぞれ補強工事を行ってきました。
2階建て住宅です、屋根以外は外壁も含め全て解体し木造軸組のみ残すスケルトン解体をしていきます。
基礎が必要な部分に鉄筋とコンクリートで補強していきます。
外周前面に面材を取り付け耐力壁として補強。
柱の引き抜き補強、ホールダウン金物と同等の意味合い。
耐力面材の上に付加断熱として硬質ウレタンフォームを取り付け
内部、断熱充填と壁補強
外壁側に付加断熱を取り付けさらに内部にも断熱材を充填していきます、外と内の2重となり断熱効果が向上します、また構造用合板を内側にも張り外と内で2重の耐力壁としています。
一昔前の耐震基準は緩かったため、現在の基準に合わせるのは難しいですがここまでの工事をすれば近づけることが出来ます、ただ時間と費用が掛かってしまうのが難点です。
断熱に至っては断熱基準は指標でしかなく義務ではありません、なのでどんな断熱のレベルでも建てていいので、どんな性能の断熱材が使われているかは壁をめくるまでわからないという状況があります。現在国は断熱基準を定め義務化する動きがありますがまだ決まっていません。
断熱性能を表す数値はUa値
車の燃費性能を表す○○㎞/L、1Lの燃料でどれだけの距離を走れるかを表す数値ですが、断熱にも
断熱性能を表す、Ua値(ユーエーチ)という指標があり数値が小さい方が断熱性能が良いということになります、富山ではUa値:0.48W/㎡k以下にするのが一つの目標かと思います、ただリフォームではこの数字を出すためには今回のようなスケルトン解体までして、断熱サッシに取り替え、断熱材をしっかりと入れないと難しいです、こちらも時間と費用が掛かります。
そんな場合は長く居る部屋だけとか寝室だけとかを断熱リフォームする方法もあります、この方法だと家全体を工事するのに比べて費用の負担を軽くすることが出来ます。
その家、そのご家族、住まい方に合わせた工事のご提案をしています、お気軽にご相談下さい。