寒い和室を断熱工事で居間として活用

2間続きの和室の配置は、20~30年前はどこのお宅でもよくあったと思います。リフォームのご相談でお客さんの家にお邪魔したときはよく見かけた間取りです。

2間続きの和室の用途は主に冠婚葬祭でしたが昨今は施設利用が定着して和室は使われなくなってきました、核家族化が定着してきたのも和室が使われなくなったことに拍車を掛けているようにも思われます。

今回のご依頼は使われなくなった和室を有効に使えるようにされたいということでした。

工事のポイント

  • 2間を1つの空間として広くつかいたい
  • 和室を洋間へ
  • 畳をフローリングに、塗り壁をクロス・板張りに
  • クローゼットの増設
  • 窓を追加して部屋を明るく
  • 部屋が寒いので断熱強化
  • エアコン脱着、再利用
  • 照明の取り替え
  • 仏間、床の間は残す

工事前、解体工事

床の間解体

完成

洋風の床の間と洋風仏間

仏間と床の間のある洋間

お施主さんの選ばれたシャンデリア照明が素敵でした。

収納棚たくさん

断熱工事

床断熱

床・壁・天井を解体します、30年以上昔の建物の内部断熱は弱めでした、現代の断熱材は性能の良い商品がたくさんそろっています、床・壁・天井へと形状、厚み、断熱性能の違う商品を適切に選択してそれぞれ断熱工事をしていきます。

床断熱材フクフォームEco

フクビ フクフォームEco 熱伝導率0.036W/m・k、厚み80㎜なので
この商品の厚み80㎜の断熱性能(熱貫流率)は0.45W/㎡kとなります。
ここで単純に床だけのUa値を求めると、床タルキが熱橋となり、Ua値は0.54W/㎡kとなりHEAT20のG1とZEH基準の間くらいの断熱性能ということになります。「Ua値」とは

壁断熱

壁断熱材ミラフォームλ

壁断熱材にはミラフォームλ 熱伝導率0.022W/m・k、厚み50㎜を使用
この商品の厚み50㎜の断熱性能(熱貫流率)は0.44W/㎡kとなります。
ここで単純に壁だけ(開口部は無視すると)のUa値を求めると、タルキなどの熱橋がなく、Ua値はそのまま0.44W/㎡kとなり床と同様、HEAT20のG1とZEH基準の間くらいの断熱性能ということになります。

天井断熱

天井断熱材にはMAG イゾベール 高性能グラスウール16K 熱伝導率0.038W/m・k、厚み100㎜を使用
この商品の厚み100㎜の断熱性能(熱貫流率)は0.38W/㎡kとなります。
ここで単純に天井だけのUa値を求めると、タルキなどの熱橋がなく、Ua値はそのまま0.38W/㎡kとなり、HEAT20のG1とG2の間くらいの断熱性能ということになります。

内装

天井には角材を、壁には腰板を、床にはナラ材を設け装飾していきます、
雰囲気は洋風となりますが、この部屋には床の間と仏間があるのでなるだけ主張しないように意識して仕上げていきました、しかしあまりにも味気なくなるので床の間壁だけ朱色にさせてもらいワンポイントとなっています。