古民家、部屋改装

築100年以上の古民家のお部屋を洋風へ改装しています。
当時では貴重な材種の木材を贅沢に使われているお家ですが、老朽化もあり床がふかふかだったり建具の不調、何より冬の寒さがつらいこともあり工事となりました。

寒い部屋の改装

不揃いの木材

床には不揃いの木材で床組みされていて、支持間隔が広くふわふわするのと不安定なので床組み材を全て撤去し、新しい座料にて床を組み直します。

床組み

断熱材もしっかりと設置します。

新しい床組みに断熱材をプラスし下地合板を張り付け強固な床に仕上げていきます。

土塗りの壁

壁をめくると土壁でした、当時はおそらくこれが一般的なものだったんだと思います。いろいろ見ながら撤去したり残したりして工事を進めていきます。

大きな柱や梁は隠さずに仕上げに表して、古民家の趣を残しつつ仕上げていきます。

梁を残して完成

収納も備えた部屋の改装が終わりました、今ある材を残しつつ見せていくと現在の仕上がりと融和された一風変わった雰囲気になります。既製品の大きさが入らなかったりすることもありますが手を加えれば大概どんなことも解消されると思うので不便なまま使用するのではなく、このように使いやすくして利用するのがいいですね。