お風呂のバリアフリーリフォーム
ogura_admin富山市の小椋建築 代表の小椋です。
脱衣室と浴室に段差のあるタイルのお風呂です。
おばあちゃんが出入りしやすいように段差をなくし、浴室に手すりをつけて温かいユニットバスににして欲しいとご依頼をいただきました。
介護保険制度の住宅改修
介護保険制度の住宅改修費支給申請を利用しての工事となりました。
この制度は一生涯で最大１８万円の補助金が出ます。制度を利用するには、まずは介護認定を受けた方が対象になります。他にいくつもの条件がありますので、詳しくはケアマネージャー（介護支援専門員）さんにお聞き下さい。
工務店の仕事としては、ケアマネージャーさんと打ち合わせの上、図面と写真を含めた書類を作成してケアマネージャーさんにお渡しします。ご家族の用意した書類も含め、一括してケアマネージャーさんが自治体に申請することになります。
申請から工事完了までの概要はこちら
浴室と、洗面脱衣室を解体してます
解体後、すぐに増築にかかっていきます
少しだけ増築して広々使えるようにします。
サッシがはいりました
断熱材を入れて、天井の下地を造ってます
洗面脱衣室に無垢材を張っていきます
木の板を張り、見た目にもぬくもりを感じる脱衣室になります。
リフォーム完了
長い手すりの付いたユニットバスです
お風呂の壁２面に渡って、連続した長い手すり、
これだけ長ければどこでも自由に掴むことが出来るので、安心感がありますね。
お風呂工事と一緒に、廊下の段差を無くす床の工事、洗面所、脱衣所、トイレなどの手すり工事を行いました。お婆ちゃんの行動範囲を考えると、他にいくつも工事したいところがありますが補助金の限度があるので、今回その範囲でできることを考えての工事でした。
お風呂本体や他の費用は補助の対象外
このお風呂の費用は、手すりなどしか保険の対象となりません。
介護保険とは関係なく工事したもので、一緒に工事したというだけとなります。
費用は掛かりましたが、お婆ちゃんに温かいお風呂に入ってもらうことが出来ました。手すりが付いて、段差が無くなりました。付き添いのご家族のご負担が少しでも軽くなりますように。
