立山町で西面外壁の付加断熱と外壁の上張りリフォーム
富山市の小椋建築 小椋です。
今回は、工事レポートでもご紹介していた立山町で行った西面の付加断熱と外壁リフォームをご紹介します。こちらの住まいでは、家の西側から伝わってくる熱をやわらげたいというご相談を受け、先に西面の付加断熱工事を進めていました。
今回は西面の断熱改修に合わせて、外壁全体にもガルバリウム鋼板を上張りしています。工事中には見えなくなる部分も含め、施工の流れと完成後の様子をご紹介します。

西面の外壁を解体して付加断熱を施工
まず西面に張られていた既存の窯業系サイディングをめくり、その外側に厚さ50ミリのミラフォームラムダを施工しています。
断熱材は、材料を張るだけでは十分ではありません。断熱材同士の間に大きな隙間ができないように、窓まわりや壁の端まで納まりを確認しながら、一枚ずつ張り進めました。

外壁が完成すると断熱材は見えなくなりますが、こうした下地の段階で丁寧に施工しておくことが大切ですね。
既存の壁の断熱と外側の付加断熱を組み合わせました
既存の壁の中には、厚さ100ミリのアクアフォームによる充填断熱が施工されていました。今回は既存の断熱を生かしながら、その外側に新しい断熱層を加えています。
家全体の断熱材を入れ替えるのではなく、特に熱を感じていた西面を中心に断熱を強化しました。住まいの状態や困っている場所によっては、このように必要な部分に絞って改修する方法もあります。
どの場所を工事するかは、住んでいる方が日頃どこで暑さや寒さを感じているのかを確認しながら考えることが大切だと思います。
付加断熱の外側に防水シートと外壁下地を施工
付加断熱材を張った後は、その外側に新しい防水シートを施工しました。防水シートは下から順番に重ね、万が一外壁の内側に雨水が入った場合にも、外へ流れるように納めていきます。その上から、ガルバリウム鋼板を固定するための木下地を施工します。
付加断熱を行うと、断熱材の厚みの分だけ壁全体が外側へ出ます。そのため、木下地の固定には付加断熱用の長く太いビスを使用し、断熱材の奥にある構造部分まで届かせています。
外壁工事の前に架線やエアコンカバーを一旦取り外します
外壁を張る際には、建物の外側に取り付けられているものが工事の妨げになることがあります。建物につながっている外部架線やエアコンの配管カバーなどを一旦取り外してから、外壁工事を進めます。
取り付け物を残したまま外壁を張ると、その周囲だけ外壁材を細かく切り欠く必要があり、納まりも複雑になります。一度取り外すことで、外壁材を必要な位置まできちんと張ることができます。外壁の施工が終わった後は、取り外した架線やエアコンカバーを元の位置へ復旧しました。
外壁リフォームでは、外壁材そのものだけでなく、配線や配管、換気口など、壁に取り付いているものをどのように納めるかも大切ですね。
外壁全体にガルバリウム鋼板を上張り
西面の付加断熱工事に合わせて、建物の外壁全体にガルバリウム鋼板を上張りしました。西面以外は既存の外壁を下地として生かし、その上から新しい外壁材を施工しています。外壁の上張りでは、窓まわりや建物の角、屋根との取り合いなど、それぞれの場所に合わせて納まりを確認しながら張り進めます。

目地のないスパン形状ですっきりとした外観に
今回採用したガルバリウム鋼板は、目地のないスパン形状の外壁材です。外壁面に横方向の継ぎ目が目立たないため、完成後はすっきりとした印象になりました。
外壁全体を同じ材料で仕上げたことで、西面の付加断熱を行った部分と、それ以外の上張りを行った部分も、外観上は自然につながっています。
付加断熱によって西面の壁は以前より厚くなっています。そのため、窓まわりや建物の角なども、新しい壁の厚みに合わせて納まりを調整しました。断熱工事と外壁工事を別々に考えるのではなく、完成したときに建物全体が自然に見えるように整えています。
西面の付加断熱と外壁リフォームが完成
西面の付加断熱から始まった工事も、ガルバリウム鋼板の施工と、取り外していた架線やエアコンカバーの復旧を終え、無事に完成しました。
既存の壁の断熱を生かしながら、西面の外側に新しい断熱層を加えています。その上に防水シートと木下地を施工し、最後にガルバリウム鋼板で仕上げました。西面以外の外壁にも同じガルバリウム鋼板を上張りしたことで、建物全体が統一された外観になっています。
完成写真だけを見ると外壁を新しくした工事に見えますが、西面の内側には、断熱材、防水シート、外壁下地といった工程が重なっています。
住まいの暑さや寒さは、窓だけでなく、日差しを受ける壁から伝わってくることもあります。今回のように、特に気になる面を中心に断熱を見直し、外壁工事と合わせて施工する方法もあります。
住まいによって壁のつくりや傷み方、日差しの当たり方は異なります。今感じている困りごとを確認しながら、その家に合う方法を考えることが大切ですね。
住まいのことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

