電気温水器そのままは損!エコキュート交換のコストと節約効果を比較

電気温水器はものすごく電気を喰う給湯器だということはご存じでしょうか、電熱ヒーターを発熱させて水からお湯を作ります電気1のエネルギーを1のお湯にしか出来ません、一方エコキュートはヒートポンプの力で空気中のエネルギーを利用し1のエネルギーを3のエネルギーに変換して効率よくお湯を作ります。
似たような例は「蓄熱暖房機とエアコン」にも当てはまります。

電気温水器は電気の生炊きという表現が当てはまるかわかりませんが、電気料金が高く付く給湯器だということです。

ただし電気温水器は単純な構造なので壊れにくく長持ちします、20年以上壊れない機体をいくつも目にしてます。

電気温水器とエコキュートの電気料金を比較してみます

19,845円/6,247.5円=約3.2倍となります、メーカーでは約3倍の効率と謳っているのでおおよそあっていますね。

電気温水器の電気料金は、19,845円/月

三菱電気温水器SRG-4658はタンク容量が460㍑で定格消費電力が5.4Kw、1時間に40~60㍑の熱いお湯を作る能力があり、460㍑のタンクを満たすには7~8時間掛かると推定されることから
5.4Kw/時間×7時間とすると1回の沸き上げに37.8Kwhの使用電力となり、電力単価35円/Kwhで計算すると
37.8Kwh×35円/Kwh=1,323円/回となります(ただし、実際の沸き上げ時間は、夜間温度、外気温、設定温度、使用状況、残湯量などの条件によって変動します)
※沸き上げ時間と消費電力は推定値です

台所や洗面台、お風呂など毎日使用するお湯ですが、タンク容量全て使い切るわけでもありません、お風呂の頻度にもよりますが、わかりやすくするため単純に1ヶ月に15回沸き上げと考えると1,323円/回×15回=19,845円/月の電気料金。

エコキュートの電気料金は、6,248円/月

三菱エコキュートSRT-N466-2はタンク容量が460㍑で消費電力が1.7Kw、1時間に40~60㍑の熱いお湯を作る能力があり、460㍑のタンクを満たすには7~8時間掛かると推定されることから
1.7Kw/時間×7時間とすると1回の沸き上げに11.9Kwhの使用電力となり、電力単価35円/Kwhで計算すると
11.9Kwh×35円/Kwh=416.5円/回となります(ただし、実際の沸き上げ時間は、夜間温度、外気温、設定温度、使用状況、残湯量などの条件によって変動します)
※沸き上げ時間と消費電力は推定値です

1ヶ月に15回沸き上げと考えると416.5円/回×15回=6248円/月の電気料金。

消費電力1回沸き上げ電力1回沸き上げ料金1ヶ月の電気料金
電気温水器SRG-46585.4Kw37.8Kwh1,323円/回19,845円/月
エコキュート SRT-N466-21.7Kw11.9Kwh416.5円/回6,248円/月

電気温水器からエコキュートへの取り替え工事費

一方エコキュートへの取り替え工事費用はというと約60万円弱(税込み)で、以下全ての工事内容が含まれています(弊社にて)

  • 温水器撤去費用、処分費
  • 配管工事費、設置費用
  • 電気工事費用
  • エコキュート460㍑フルオート(タンク・室外機)

ここまでの情報で察しの良い方はお気づきかと思いますが、電気温水器をそのまま使い続けるよりもエコキュート取り替えた方がお得になります、どのくらいお得になるのか見てみましょう。

エコキュートの寿命は12~13年と言われているので仮に13年で比較してみます、ちなみにエアコンもエコキュートと同じ仕組みのヒートポンプを使っていて寿命は同様に12~13年です。

電気温水器を13年使い続けた場合

  • 工事費用:そのまま使い続けるので発生しません、0円
  • 13年分の電気料金:冬はたくさんのお湯を使いますが夏はそれほど使いません、上記で求めた1ヶ月料金×12ヶ月は多すぎるので、1ヶ月料金×7ヶ月を1年間の電気料金とします。19,845円/月×7ヶ月=138,915円/年、138,915円/年×13年=1,805,895円

エコキュートに取り替え13年使い続けた場合

  • 工事費用:60万円弱(税込み)
  • 13年分の電気料金:6,248円/月×7ヶ月=43,736円/年、43,736円/年×13年=568,568円

工事費と電気料金の合計

1ヶ月間の電気料金1年間の電気料金13年間の電気料金電気温水器→エコキュート工事合計(13年電気+工事費用)
電気温水器460㍑19,845円/月138,915円/年1,805,895円/13年0円1,805,895円
エコキュート460㍑6,248円/月43,736円/年568,568円/13年600,000円1,168,568円
差額637,327円

13年という年月で経過を見ると、エコキュートに取り替えた方が工事費用は掛かるけど電気料金が減額になりトータルで安くなることがわかります、差額の1,805,895円-1,168,568円=637,327円は、13年間で節約できたお金です、作るお湯の量が減ったわけでもありません、純粋に節約できたお金です。
この表から明らかにエコキュートに取り替えた方がお得になります。

4~5年間でエコキュート工事費用を回収できます。

上記表より13年あれば工事費用が回収できるのがわかります、では何年で回収できるか考えると、
エコキュートへの工事費用600,000円を電気温水器の電気料金138,915円/年で除すると
600,000円÷138,915円/年=4.3年。

回収年数、別の考え方。
エコキュートに替えた場合、エコキュートにも電気料金が掛かります、なので電気温水器の電気料金からエコキュートの電気料金を差し引きます。
138,915円/年-43,736円/年=95,179円/年 ←この金額で工事費用を除すると
600,000円÷95,179円/年=6.3年。

どちらの考え方が合ってるのかわかりませんが、長くても6.3年で工事費は回収出来ます。

さらに撤去費用に国から補助金があります、2024年に実施されていて終了していますが2025年も継続して実施される予定になっています。

  • 温水器撤去費用補助金---4万円
  • エコキュート設置費用補助金--6~13万円

国からの補助金案内はこちら。

⾼効率給湯器導⼊促進による家庭部⾨の省エネルギー推進事業費補助⾦の概要(予定)

エコキュートへの取り替え工事は
こちらまでお問い合わせください。