二世帯住宅へのリフォーム 断熱工事

内装を全て撤去した後に、吹き付け断熱にて断熱工事をしていきます。

吹き付け断熱

屋根面、外壁面へ断熱材を吹き付け、この吹き付け材の良いところは断熱と同時に気密が取れるところにあります、断熱をしっかりとしても隙間が多いとそこから空調した空気が漏れてしまうので冷暖房効果が薄れてしまいます。この断熱は簡単に気密処理ができるのでいいですね。

断熱性能はというと熱伝導率0.036W/mkでグラスウール16k品と同等です、厚みは100㎜吹き付けているので熱貫流率は0.36W/㎡k、そしてこの壁構成で結露計算シュミュレーションすると内部気密シートが不要ということがわかります。気密シート無しで内装工事を進めます。

耐力が弱そうな梁には梁材を抱き合わせて補強していきます。

屋根断熱には通気層を確保しましょう

屋根面への吹き付けには注意が必要です、通気層を確保することでこれがないといくら良い断熱工事をしても夏場は廃熱することができずに屋根裏空間がどんどん暑くなっていき、その熱が伝導、輻射で天上面に伝わり下の部屋が暑くなってしまいます、断熱材が蓄熱もするのでエアコン冷房が切れた途端、部屋がどんどん暑くなります。通気層をお忘れ無く。