床下に吹き付け断熱工事

床下に吹き付け断熱工事は、足元の冷えを解消するのに適しています 、床下吹き付け断熱の特徴とメリット、施工の流れについて解説します。

1.床下吹き付け断熱とは?

床下吹き付け断熱は、ウレタンフォームなどの断熱材を床下に直接吹き付けて隙間なく覆う工法です。発泡性の素材が床下​​の隅々まで充填されることで、気密性・断熱性が大幅に向上します。
また床下から壁面へのルートを吹き付け材で塞ぐ「気流止め」効果も同時にできるので床だけで無く壁面から奪われる熱も小さく出来部屋の断熱向上効果を期待できます。

2.注意点

  1. 床下点検・調査
    既存の床下状況を確認し施工の可否を検討します、床下空間が小さくて人が入れないとか作業するスペースが確保出来ない、根がらみの木材が張り巡らされている場合などは残念ながら床下からの工事不可能となるので、その場合は床をめくっての作業になるか他の方法を検討します、この場合は吹き付けよりも費用が多く掛かってしまいます。
床下事前調査
  1. 行けない空間がある
    床下に基礎立ち上がりがあって行けない空間がある場合があります、この場合は床上から点検口を取りつけてそこから工事に入るか、物置など人が常に居ない場所の場合はそこだけ工事しないとすることもあります、現状確認してお施主さんとのご相談になります。
  2. 点検口が無い
    そもそも床下に入る点検口が無い場合は床下空間を確認するために点検口取り付け工事から始まります、しかし床下空間を確認して工事不可能ですねとなった場合、点検口取り付け費用だけが掛かることになるので、このことを了解頂いての点検口となります。
床下点検口取り付け
  1. 養生作業
    吹き付け作業には端材が多く散乱します、写真では散乱しても掃除しやすいように床面に養生をしていますがその分費用が掛かります、そのため実際には費用を抑えるために養生なしで工事することの方が多いです。大きな廃材は回収出来ますが細かな廃材はそのままになります。床下という狭い空間で体が思うように動かない状況ですのでホウキで掃くと言うわけにも行かず、ご了承いただきたい作業となります。
  2. 仕上がり
    写真のようなボコボコとした見た目になります、この写真の現場はかなりきれいに工事出来ています、もっときれいに工事出来ないのかと思われた方だと、この工事は向いていないと思われるので他の方法を検討いただいた方が良いかと思われます。
  3. 費用
    その家々で費用は変わりますがおおよその目安として、40坪、断熱材厚み75㎜、養生無しの場合50万(税込み)~60万ほど
  4. 施工後の配管工事
    床下に吹き付け断熱工事後に例えばキッチンや洗面台の入れ替えなどが必要になった場合、元々の配管が断熱材に埋もれているのでちょっと配管工事がやりにくいことになります。ちょっとだけなので業者さんにやりにくいけど頼むね。くらいで良いかと思います。

足元の冷えを解消したい方、まずは床下調査からでお見積もりを作りますのでお気軽のお問い合わせください。お問い合わせはこちら