襖の動きが悪い

富山市の小椋建築、代表の小椋です。

和室の入り口によく使われている建具の襖(ふすま)が重たいということで見てきました。

なぜ襖の動きが悪くなるのか

襖は木製の敷居と呼ばれる下の溝に沿って動いています。襖が木製、敷居も木製になり、木が木の溝の中を滑っていることになります。

襖の動きが悪い

木が摩擦で減っていきます

それが長年使われると木同士が擦れてお互いに減っていきます。溝が減ると減った分だけ襖自体が下がり、接地面積が今までよりも増えて抵抗が大きくなり動きが重くなる、ということになります。

敷居スベリ

敷居スベリ

そこで接地面積を減らすために、敷居と襖の間に写真のようなパッキンを挟んでやります。これで襖が持ち上がり、不要に接地していた箇所が浮き上がり抵抗が軽くなります。

襖の動きが悪い

襖を戻して完了

襖の動きが悪い

テープには山形のラインが入っているので(よーく見るとラインが見えます)、襖との接地面積がさらに減り、より動きが良くなります。

ホームセンターにあります

このテープは敷居スベリといってホームセンターに置いてあります。取り付けも簡単なので襖が重いと感じたら是非試してみて下さいね。