二世帯住宅の増築工事
富山市の小椋建築、代表の小椋です。
二世帯同居にて、増築することになりました。
費用のメリットを優先するか
二世帯が一緒に住むというのは、親世帯、子世帯それぞれのプライベートを確保しつつ、共有して使用出来るものは、一緒に使う。ということになってきます。
共有して使うもの例えば浴室やキッチン等がありますが、共有できれば設備の費用が一世帯分不要になり、またその分部屋も不要になるので床面積も減り費用のメリットが大きく出てきます。
プライベートを優先するか
半面、親世帯、子世帯それぞれのプライベートを考えると、設備共有は無く全て別々で一緒に住んでいるだけという考えになります。
十分な話し合いが必要です
費用のメリット、プライベートの確保、この2つのバランスで2世帯住宅の作りが、ガラッと変わってきます。どちらを重要と考えるかですね。
ただ、この2世帯住宅の作りを左右する大事な事柄があやふやなまま、何となく家づくりが始まってしまうことがあります。
そうすると、後々不具合が発生することが多いので、事前の話し合いをお勧めします。
とは言っても、言いたいことをなかなか言えないこともあります。
そんな時は間に入っている設計士、工務店などに相談してください。
またご自身の周りにおられる二世帯住宅経験者の意見を聞くことも大切です。
玄関は共有、他は別々
こちらのお宅は、リビングキッチン、お風呂を増築しました。
元のお家の玄関を解体し、増築部分に新しく共有の玄関を作ります。
元のお家の玄関部分は、渡り廊下としてつなげることにしました。
増築工事中
二世帯増築工事完成
共有の玄関ホール兼、渡り廊下
玄関ドアを開け、中に入るとホールがあります。
左右でそれぞれの世帯に分かれています。
南側に大きなサッシを4セット入れ、光,風が入る明るいリビングになりました。
キッチンから浴室の天井部分には、ロフトを造りました。
増築部分は、エコキュート,蓄熱式暖房,IH調理器具を入れてオール電化になりました。
キッチンから浴室の天井部分には、ロフトを設けフリースペースに。
南側に窓を4セット入れて、光,風が入る開放的なリビングになりました。
リビングと既存の家の間に庭があり、四季折々の楽しみが出来そうです。