弱くなった床を直してキッチンリフォーム
長年使ってきたキッチンの床ですが、「ふかふかして落ちそう」とご相談を受けました。
20年程前に主流だった床板です、このころの床板の材料は薄いベニヤ板を何枚も接着剤で貼り合わせて作ってあります。
そして取り付け方法は、現在の方法と違い1枚張りとなっています。
現在は、下地用の板を先に張り、その上に仕上げのフローリングを張って二重張りとなっているので、昔の1枚張りと比べると、丈夫でふかふかになりにくくなっています。
また接着剤の性能も、今と昔ではずいぶん違ってきているのでなおさらです。
天井を解体し、梁を確認
壁、天井も一緒に直すことにしました。
床板を解体
ふかふかになってしまった床をめくり、新しい床を張っていきます。
ふかふかになる原因がもう一つ
床をめくって下地のタルキを見ると、その間隔が大きいことがわかりました。
昔の住宅ではたまに見られることですが、これだといくら丈夫な板を張ってあっても早い時期に床材がふかふかになってしまいます。
対応の工事として、今のタルキの間に新しくタルキを増し打ちし、タルキを2倍の量にしました。
キッチン内装リフォーム後
下地の板を張り、仕上げのフローリングを張り、二重張りとし、丈夫で、きれいな床に仕上がりました。
天井を高くして、梁を見せることで、ダイニングキッチンの雰囲気もかわりました。クロスも貼り替えて、照明も2台取り付けことで、明るいダイニングキッチンになりました。
磨いた梁を塗装し、モダンなダイニングキッチンへ。
床下の水漏れを発見!
今回の工事で、床を解体したことで配管の水漏れが発覚しました。
水漏れ箇所はシステムキッチン下の配管部分がひどく、床をめくらないと、とてもわからないような場所でした。
お施主様は、「いい時に、工事して水漏れが見つかってよかったわ!」とおっしゃって、配管の補修工事もさせていただきました。
簡単には、床は抜けません
この床のふかふかのご相談は、結構あるご相談です。
床が落ちると心配されますが、そんな簡単には落ちません。
ただ、あまりその上は踏まないように注意しておいてください。