和室を寝室に改造
富山市の小椋建築、代表の小椋です。
使わなくなった和室
親の代には必ずあった和室、冠婚葬祭を別の会場を借りて行うなど時代の変化と共に、その役割も無くなり使われなくなってきました。
そんな使われなくなった部屋を有効利用しましょうということで、寝室への改造が決まりました。今回和室そのものの改造というわけでは無く、床の間を収納とする、和室に収納を付け加えるというイメージになります。
床の間の解体
お施主さんは既に心を決めておられましたが、壊す大工さん達が本当に壊して良いの?というくらいの床の間でしたが思い切って解体を始めました。
高さを畳に合わせる
床の間は畳より高かったため、高さを揃えるために低く作ります。壁も不要なものは全て取り払いシンプルにまっすぐな壁を作っていきます。
クローゼット折れ戸の取り付け
床柱を真ん中に残し、片方は折れ戸を取り付け、中には小さな棚そしてその下にはハンガーを掛けられるパイプの取り付け、もう片方はタンスが置けるように開放のスペースを設けました。
収納内には湿気に注意
閉鎖型の収納場所には湿気がこもりがちになります。こんな場所には湿気を通過させる仕上げ材を使うことをお薦めします。こちらの工事ではコットン(綿)のクロスを使用しました。
完成
立派な床柱が良い具合になじんでかっこよく引き締まりました。これで和室を有効利用することが出来ます。きっとご先祖様も喜んでくれているはずです。(^^)